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格安simに乗り換えることを検討中の人にとって、グッドニュースが飛び込んできました。
それは、「格安SIMのクーリングオフ制度」が変わるというニュースです。
実は、格安simに対してのクーリングオフ制度(初期契約解除制度)は従来から存在してました。
ですが、格安simを巡ってのトラブルが増えてきたので消費者にとってメリットがあるように変わるようです。
格安SIMのクーリングオフとは?
格安simのクーリングオフ制度とはいったいどのようなものなのでしょう。
それは、
「格安sim契約をしてから8日以内であれば、契約者が契約を解除できる」
というものです。
格安simと契約し利用した後、「こんなはずと思わなかった」というような場合に契約を取り消すことができるんです。
実は従来から、格安simのクーリングオフ制度はありましたが、音声通話サービスは対象外でした。
今回、新たに始まるクーリングオフ制度では、音声通話サービスも対象になります。
これは、これから格安simを利用したいけど不安を感じる人にとっては朗報ですね。
ただし、契約を解除した場合でもそれまでに支払った費用は返金されません。
また、契約解除して別の携帯会社を利用する場合には、転出手数料が取られます。
なお、格安simのクーリングオフ制度の開始の予定日は、今年の10月1日です。
クーリングオフを利用してもスマホ本体は返品不可なのか?
総務省は、端末も返品可能な「確認措置」という仕組みを作っています。
ですが、端末自体に問題がないのに返品するのは格安sim会社が嫌がります。
そのため、格安simのクーリングオフ制度でクーリングオフの対象となるのは、格安sim契約のみとなりそうです。
ですので、格安sim会社からスマホ本体を購入した場合、こちらの契約は格安sim契約とは別契約になります。
よって、スマホ本体については契約解除はできないので、スマホの支払い残額があれば残金は払わないといけません(当然のことですが)。
もし、これが嫌であればスマホ本体は格安sim会社から購入しない方がいいでしょうね。
格安simのクーリングオフ制度を利用する方法とは?
制度を利用するためには、書面での提出が必用です。
格安sim会社に提出用紙が用意されているのであれば、それを使えばいいでしょう。
もし、そのような用紙がないなら、格安sim会社のサポートに連絡して、クーリングオフをしたい旨を伝えれば、クーリングオフの利用方法を教えてもらえます。
クーリングオフを利用するのは、面倒ですが嫌々格安スマホを使い続けるのはもっと嫌ですよね?
ですから、クーリングオフの手続きが面倒であっても、手続きはなるべく早く行うべきです。
もし、格安sim会社にクーリングオフをしたいと話しても断られたら、消費生活センターなどに連絡して相談するといいでしょう。
後悔しない格安sim選びのポイントとは?
クーリングオフがうまくできたとしても、契約するための手数料などは返ってきません。
ですので、できればクーリングオフ制度など利用せずに済ませたいですよね?
そのためには、格安sim選びの時に十分に検討しておくことが大事になります。
また、いろいろ検討しても満足できそうな格安simが見つからないのであれば、無理に契約しないで、今使っている携帯電話会社を使い続ける方がいいでしょう。
また、少しでも大手キャリアよりも費用を安くしたいのであれば、Y!mobileやUQ モバイルなどの大手キャリアのサブブランドに乗り換えるのも1つの方法です。
サブブランドであれば、大手キャリアとそれほど変わりませんからね^^。
まとめ
格安SIMのクーリングオフの変更ですが、消費者保護の観点から変更されるのは当然ですし、むしろ遅過ぎるぐらいです。
結局、多くの消費者は格安simに限らずモバイル契約に対して無知なんです。
確かに契約する時の書面に注意事項などが書かれているのでしょうが、それを読む人はほとんどいません。
また、読んだとしても理解することが難しいのです。
ですので、契約したあとであっても消費者にとって著しい不都合が生じたなら、契約を無条件に解除できる方がよいと思います。
これはある意味、格安simの利用者が増えてきたために生じたこととも言えます。
格安simがスタートした頃、格安simに関するトラブルはほとんどありませんでした。なぜなら、利用者の多くが格安simに対する知識が高かったためです。
しかし、格安simが格安simのことをよく知らない人にも広まってくるにつれて、トラブルが増えてきたのです。
ですので、格安sim会社にはどんな人でも格安simが理解できるように努める必用があるし、消費者も格安simを理解できるように努力は必用となります。
お互いが歩み寄ることで、格安simトラブルは減るはずですからね(*^o^*)。