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ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアと契約しているとあまりの料金の高さに、何とかしたいと思う人は多いと思います。
そのため、格安simに換えた人、格安simに関心がある人が増えています。
しかし、大手キャリアを契約しているといわゆる2年縛りがあり、途中で格安simに換えたら違約金が取られてしまうために、切り換えを我慢している人もいると思います。
私も違約金を払いたくなかったので契約期間が満了するまで待ちました。
しかし、もし契約期間に格安simに換えて違約金を払ったとら、損をするのでしょうか?
違約金を払ったら損をするのかを計算してみる
大手キャリアとの契約期間の間に、格安simに切り換えた場合に損をするのか、得をするのかを調べるために計算してみます。
<ケース1>
ドコモと契約中で格安simへMNPする場合
【条件】
ドコモの月額利用料:7000円
格安simの月額利用料:4000円
違約金:9500円
MNP転出手数料:2000円
格安sim事務手数料:3000円
sim発行手数料:394円
月額利用料は、
7000-4000=3000円
毎月、3000円コストダウンできます。
一方、格安simに切り換えることでの損失は、
9500+2000+3000=14894円
1年間格安simを使い続けると、
12×3000-14894=21106円
となり、違約金を支払ったとしても、格安simへ切り換えた方が得になります。
<ケース2>
ソフトバンクと契約中で格安simへMNPする場合
ソフトバンクの月額利用料:4500円
格安simの月額利用料:2800円
simフリースマホ購入:20000円
違約金:9500円
MNP転出手数料:3000円
格安sim事務手数料:3000円
sim発行手数料:394円
月額利用料は、
4500-2800=1700円
毎月、1700円コストダウンできます。
一方、格安simに切り換えることでの損失は、
20000+9500+3000+3000+394=35894円
1年間格安simを使い続けると、
12×1700-35894=-15494円
となり、違約金を支払って格安simへ切り換えると、損となります。
では、2年間格安simを使い続けるとどうなるかというと、
24×1700-35894=4906円
となり、違約金を支払って格安simへ切り換えても、得になります。
このように、長期間使い続ければ、結局格安simへ切り換えた方が得ってことです。
ただし、ここで注意しないといけないのが、格安simへの満足度です。
大手キャリアから格安simに切り換えたことで、コスト的に得になったとしても、速度が遅くて使いものにならなかったり、接続できなかっりして、満足できる通信環境が得られないとしたら、たとえコスト的に得になっても意味がありません。
しかし、この点に関しては人気やシェアの高いの格安sim会社を選べば、ほぼ大丈夫です。
実際に格安simに切り換えたことでの満足度は、こちら。
個人差がありますが、満足度は75.3%となっていてかなり高いです。
また、万一、切り換えた格安simに不満足だったらまた別の格安simへ切り換えればいいだけです^^。
違約金を払わないほうがいい場合とは
前記のように、長い期間使うなら格安simの月額利用料が安いので違約金を払ったとしても、いつかは得をします。
しかし、違約金を払わないほうがいい場合もあります。
それは、短期解約を繰り返している場合です。このように短気で契約を解除しているとブラックリストに載ってしまいます。
すると、大手キャリアとの契約ができなくなります。これは、格安simでも同じだと思います。
例えば、契約期間がある格安sim会社を何度も契約期間前に、別の格安sim会社に切り換えたら、格安sim会社と契約できなくなる可能性があります(そのような事例があるかはわかりませんが)。
普通に考えても、大手キャリア、格安simの会社にかかわらず、ちょくちょく解約するのような人とは契約したくないでしょう。なぜなら、会社の利益にならないどころか損失になる可能性もありますからね。
脅してるわけではないですが、違約金を払ってまで格安sim会社へ切り換えるのは、何度もやらないほうが無難ですw。
なぜ、契約期間前に解約すると違約金を払わないといけないのか?
そもそも携帯会社を切り換えるのになぜ違約金を支払わないといけないのでしょう。
それは、一定の期間だけ契約することを前提に、月々の利用料金が割引きになっているからです。
もちろん、割引きなしでも契約できますが、毎月の費用が高くなります。
ですので、ほとんどの人は「どうせ、2年ぐらいは利用し続けるだろう」と考えるために、2年縛りに甘んじてしまっています。
スマホや携帯の契約で違約金を払わないで済ませるには、
1、更新月に解約する
2、MNP移動先の会社に違約金を負担してもらう
のどちらかです。
ただし、現実的には1ですね。
2は大手キャリア間のMNPならありますが、格安simの会社はないと思いますから(たぶん、大手キャリアのようにMNP料金を負担するほどの余裕はない)。
まとめ
たいていの場合、格安simに換えたら違約金があってもお得です。
しかし、何度も使うことは控えた方がいいでしょう。
それに、契約したのにそれを破るというのは、あまりいい気持ちがするものではありませんし。
ですので、格安simに切り換えるなら、できるだけ更新月に切り換えるのがいいってことです。
つまり、通信会社と契約する前には、最低契約期間利用することを前提として契約するべきですね(*^o^*)。