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今やほとんどの人が所有しているスマホですが、昨年1年間のスマホの出荷が過去最高を記録しました。
やはり一番多いのはiPhoneです。日本人のiPhone好きは未だに健在ということですね。
一方、フューチャーフォン、いわゆるガラケーの出荷台数は19.3%も減りました。
2014年と比較すると半分です。この傾向は今後も続きそうです。
昨年のスマホ出荷台数は3199万台
MM総研の発表によると、携帯端末の総出荷台数は、前年比3.6%増で3735万台。これは、5年振りの増加。
そして、スマートフォンの出荷台数は3199万台過去最高の出荷台数でした。
この原因は、大手キャリアや格安simの新プランの投入や人気端末が増えたためです。
一方、フィーチャーフォンの出荷台数は減り続けていて、536万台でした。
スマホとフィーチャーフォンの出荷台数比率はそれぞれ、85.7%、14.3%となっていて、モバイル端末の5台のうち4台以上がスマホとなっています。
現在、ネット検索、SNS、ゲームなどデータを利用した操作が主流となっているため、通話が主体のガラケーは、不人気になっているのでしょう。
昨年のメーカー別出荷台数、トップはアップル
2017年のメーカー別出荷台数シェアトップは、6年連続でアップルでした。
5位までの順位はこちら。
1位:アップル
2位:シャープ
3位:ソニーモバイル
4位:京セラ
5位:富士通
引用元: 2017年国内携帯電話端末出荷概況
ちなみにスマホだけの場合は、
1位:アップル
2位:ソニーモバイル
3位:シャープ
4位:富士通
5位:サムスン
です。
相変わらずアップルは強いですね。
しかし、アップルの出荷台数は、前年より2%減っています。これは、新機種が思ったほど売れていないためのようです。
これは、アップルにとって誤算だったかもしれません。
メーカー別出荷台数で4位の京セラは、スマホではなくガラケーの出荷台数が多いようです。
今後、ガラケーの出荷台数は先細りとなるのでこのままではじり貧になるでしょうから、何らかの対応が必用になるかと思います。
simフリースマホも出荷台数は11%増加
格安simの主役となっているsimフリーのスマホ。
こちらの出荷台数は、296万台で昨年よりも11%増加してます。
大手キャリアは、3000万台ぐらいですから、simフリーのスマホは全体の10%ぐらいとなります。
ただ、当初もっと台数が伸びると予想されていたため、格安simの伸びの鈍化が影響したと思われます。
simフリースマホが今後も伸びていくためには、格安simの契約が増えるかどうかにかかっています。
現在は、大手キャリアの料金体系の見直しやサブブランドの強化が進んでいて、格安simは苦戦気味です。
そのため、これが変わらないなら今年も格安simにとっては厳しい戦いとなりそうです。
まとめ
2017スマホ出荷台数が伸びたのはちょっと意外でした。
もうほとんどの人はスマホは持っているので、需要のほとんどはスマホの買い換えです。
ただ、スマホの買い換えってそんなに頻繁にするものではないので、出荷台数はそれほど増えません。
昨年、スマホの出荷台数が増えた原因は、大手キャリアが魅力的な端末や新プラン導入をし機種変更が増えたためです。
ですが、今年はどうでしょうねぇ。
アッと驚くような端末を投入するのは簡単ではありませんから。
一般的に新端末の開発は、1年以上はかかります。増してや技術的ハードルが高い場合はさらにかかるでしょう。
日本は常に技術者の人出不足が状態なので、今後、こんなハイペースで新端末投入ができるのは、アップルと中国メーカーぐらいかもしれません。
まあ、個人的には日本メーカーにも頑張って欲しいですけどね^^;。