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下記は、昨年の11月の総務省の資料「平成28年度第3四半期(12月末)の電気通信サービスの契約数及びシェア」です。
これによると、格安simの会社(MVNO事業者)の数は684社となっています。
これだけの数があるとほとんどは知らない会社ばかりだと思います。
だから、格安simに乗り換えるとしても、これらの中から1社を選ぶのは無理です。
現実的には、ホームページがあったり、知名度がある格安sim会社から選ぶことになります。
主な格安simの会社一覧
主な格安sim会社(MVNO事業者)はこちら
<ドコモ回線系>
・OCN モバイル ONE
・ASAHIネット LTE
・NifMo
・ぷららモバイルLTE
・IIJmio タイプD
・Tikimo SIM タイプD
・exciteモバイル
・DMM mobile
・hi-ho LTE
・b-mobile
・U-mobile MAX
・TONE
・U-mobile 通話プラス、データ専用
・DTI SIM
・mineo ドコモプラン
・Fiimo Dプラン
・NEW LIFE MOBILE
・BIGLOBE SIM
・FREETEL SIM
・ペンギン モバイル
・LINE モバイル
・楽天モバイル
・WirelessGate SIM
・SkyLinkMobile
・ポインティSIM
・Wonderlink
・ファンダム支援SIM
・インターリンクLTE SIM
・もしもシークス
<au回線系>
・UQ mobile
・J:COM MOBILE
・mineo auプラン
・Fiimo Aプラン
・IIJmio タイプA
・Tikimo SIM タイプA
<ソフトバンク回線系回線系>
・b-mobile S
・U-mobile S
・U-mobile SUPER
・Hitスマホ
参考 wikiペディア
*最新の情報についてはwikiペディアや総務省のサイトでチェックしてください。
この格安sim会社(MVNO事業者)の一覧を見るとわかるように、ほとんどがドコモ系の回線を利用しています。
格安simの会社って、儲かっているのか?
格安simの会社がどんどん増えていますが、これらの会社ほ儲かっているんでしょうか。
実は、MVNOの会社が実際に利益がどれぐらいあるかはほとんどオープンになっていません。
大手の会社の場合、MVNOは事業の1つとなっており、全体として黒字でもMVNOでは赤字になっている可能性があります。
現在、価格競争が進んでいると共に、できるだけ契約数を増やすために各社は宣伝をかなりやってます。また、サービスを拡充するためにもお金を使っています。
ですので、ある程度の契約数がないと利益は出ないという構造です。
1契約辺りの契約者の利用額の平均が3000円として、1契約で10%の利益があるとしたら300円です。10万契約なら、年間で
1000000×300×12=360000000円=3億6千万円
となります。
一人当たり人件費(給与、保険など諸経費を含む)が年間1000万円としたら、36人分ぐらいです。よほど少人数で会社を運営しないと厳しそうです。
大手キャリアはすごい利益を出していますから、よほど高い利益率なんでしょうね。
*調べたら、大手キャリアの利益率はだいたい20%前後でした。スゴっ。
格安simの会社の選び方
格安sim会社と契約したい時、
「どうやって選べばいいんだろう?」
と思いますよね。
私がおすすめのやり方は、
1、自分に必要なプランを決める(1ヶ月のデータ容量、音声通話有無)
2、格安sim会社の中でシェアの高い会社を3~10社選ぶ
3、月々の費用が安い会社を2の中から2~5社選ぶ
4、3で選んだ会社の中でキャンペーンがお得なものを選ぶ
5、4までで1社にならなかったら、残った会社の中から直感で選ぶ
以上です。
上記のやり方でやれば、ほぼ満足できるsim会社を短時間で決めることができます。
やり方のベースにあるのは、コストパフォーマンスのよさです。
格安sim会社はどの会社を選んでも、大手キャリアよりは安くなります。
ですので、最初から直感で選んでも損はありませんw。
ですがよりお得な格安sim会社を選びたいなら、やはり比較することが必要です。
特に、格安sim会社の善し悪しは、キャンペーンが鍵です。月々の費用は、ほどんど横並びに近いので差はほとんどありません。
また、格安sim会社の通信や通話の性能やサービスはそれほど違いはないので、差がつくのはここしかないんです。
比較サイトで格安simの速度ランキングがありますが、私はあまり気にしません。
格安simの速度は、
・住んでいる地域(場所により通信速度は違う)
・アクセスする時間(時間により通信速度は、違う)
・アクセスする時期(会社の回線余裕度により違う)
などにより変化します。
ですので、遅いと言われている格安simがそれほど遅くないってこともあります。
あと、実際に速度が遅い格安sim会社であっても、それを改善するために大手キャリアからの回線の借りる量を増せば、早くなります。
ですので、格安sim会社の回線の余裕度は時期により違ってきます。
まとめ
MVNOへ参入する会社は年々増えています。
競争は激しいですが、やり方によっては利益を出せると考えているのでしょうね。
ただ、MVNOだけで黒字化するのはかなりハードルが高いと思います。
MVNOプラス何かサービスを提供していかないと、経営を安定させるのは難しいでしょう。
ですので、有利なのは経営母体が安定しているMVNOです。例えば、楽天モバイルやOCN モバイル ONEなどは、格安simの事業だけでなく他の事業もやっているので、たとえ格安simの事業で赤字が出たとしても、それほど問題になりません。
むしろ、格安simの事業で得た契約者を自分の会社の他の事業でも取り込むことにより、利益を拡大しようとしていると思います。
だから、かなりしたたかですw。
まあ、個人ユーザーとしては、できるだけお得な格安sim会社と契約すること、これが大事です(*^o^*)。