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格安スマホの契約プランは分け方によって3種類あります。
・データsimプラン
・データsim+SMSプラン
・音声simプラン
ここでSMSは、「Short Message Service」のことで、通話回線を利用して文字のやり取りをするサービスのことです。
今は、メールやLINEでメッセージのやり取りを行うのでSMSはあまり使われなくなりました。
しかし、SMSを使う場面は今でも結構あるんです(*^o^*)。
格安スマホの契約は、SMSなしのデータsimでも大丈夫か?
格安スマホの契約プランで一番安いのは、
・データsimプラン
です。
データsimプランは、SMSがないデータだけのプランです。
最も通信料金が安いので、電話が不要でインターネットだけできればいいと考える人は、このプランで契約したいと思うはずです。
しかし、SMSは、下記のように複数の場面で使われます。
1、本人確認に使う
アカウントの乗っ取りなどが問題になることがありますよね。
この乗っ取りを防止するために、本人確認を行いますが、これにSMSが利用されています。
音声simの場合は、通話かSMSのどちらでも可能なのですが、データsimの場合はどちらもできないので、本人確認ができないことになります。
SMS認証を使うのは、 LINE、Facebook、Googleなどのサービスです。
なので、これらSMS認証を利用するサービスを一切使わないのであればSMSがなくても問題ありません。
2、アンテナピクト問題とセルフスタンバイ問題の解消
SMSが使えると、アンテナピクト問題とセルフスタンバイ問題が発生しません。
格安simのSMSがないデータsimプランの場合、アンテナの電波受信レベルを検知できない問題があります。
これにより生じるのがアンテナピクト問題とセルフスタンバイ問題です。
アンテナピクト問題は、電波受信レベルを検知できないために圏外と表示されてしまう問題です。
セルフスタンバイ問題は、電波受信レベルを検知できないために電波を受信しようとスマホが動作することで、消費電力が上がり電池の減りが早くなる問題です。
この問題の根本原因は、アンテナの電波受信レベルの検出を音声通話網により行っているためです。
音声simプランは、音声通話網とデータ通信網を使います。一方、データsimプランは、音声通話網ではなくデータ通信網だけを使っているんです。
この解決のためには、
・スマホやタブレットのハードウェアやソフトウェアによる対応
が必要です。
かなり前からこの問題はありますが、いまだにこのトラブルはくすぶっているようです。
簡単に解決できない問題なのかもしれません。
3、LTEをつかみにくい問題の解消
SMSが使えると、LTEをつかみにくい問題が発生しにくくなります。
すべての機種ではないと思いますが、SMSがつかねないとLTEの電波をつかみにくい、つかめない症状が出ているという報告があります。
この原因も、アンテナピクト問題とセルフスタンバイ問題と同様に、音声通話網に接続できないことがからんでいます。
ただ、解決はソフトウェアで可能かと思われるので、現在では解消している可能性があります。
ですが、格安simのデータsimを利用する場合は、自分が利用するスマホやタブレットでこの問題がないかは確認しておくとよいでしょう。
「格安スマホを利用する場合、SMSなしのデータsimでも問題ないのか?」
この問いの答えは、「問題あり」です。
現在の状況では、スマホを利用する場合に音声通話網があることが前提となっています。
ですので、契約するプランは、「音声simプラン」か「データsim+SMSプラン」にするほうが無難です。
SMS付きのデータsimプランはデータsimプランより100円以上コストアップになりますが、それに見合う価値はあります。
また、どうしてもデータsimプランでSMSを無料にしたいのであれば、現在は格安simのmineoのAプランしかありません。
SMSはちょっとしたやり取りに便利に使える
普段、相手とやり取りをするのに、LINEは便利です。
しかし、LINEはインターネットが混んでいる時などには遅れたりしますよね。
そういう時にはSMSが便利です。SMSなら電話が通じるならメッセージを送れるからです。
通信にかかる費用ですが、
送信の場合、文字数が全角の70文字までは国内向け料金が税別で3円。受信の場合は無料です。
これぐらいなら、あまりコスト的にもほとんど負担にはなりません。
また、、LINEを使ってない知り合いがいて、その人の電話番号しか知らない場合、SMSを使って連絡ととれるので便利です。
メールアドレスを知っていれば、メールで送りますが知らないこともありますからね。
SMSを使ったメッセージの送り方
最近は、SMSを使わない人がほとんどなのでメッセージをどうやって送ればいいのかわからない人もいると思います。
手順はこちら。
1、メッセージアプリを立ち上げる
2、新規メッセージ作成を選択
3、メッセージの送信先をアドレス帳などから選ぶ
4、メッセージを入力
5、送信ボタンを押してメッセージを送る
となります。
手順は端末やOSにより多少違いますが、メッセージの送り方の流れはほぼ同じです。
まとめ
格安スマホの契約する場合、できれば音声simプランやSMS付きのデータsimプランにした方がよいでしょう。
その方が、トラブルが発生しにくいからです。
また、セキュリティの観点からもSMS付きの方がよいでしょう。
なるべくお金をかけたくない人から見ると、SMSをほとんど使わないのに毎月SMSだけのためにお金をかけるのは、もったいないと思うかもしれません。
しかし、転ばぬ先の杖だと思ってコスト負担したほうがよいと思います。
ただ、自己責任でSMSなしのデータsimで契約をするのもありですけどね(*^o^*)。