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ちょっとビックリしたニュースが入ってきました。
LINEモバイルがソフトバンクと資本提携をしてソフトバンクグループ傘下に入ったというニュースです。
結構、好調に契約者数を増やしていたLINEモバイルだけに、この提携は他の格安sim会社のビジネス戦略にも影響を与えるのではないかと思います。
LINEモバイルとソフトバンクの戦略的提携
LINEモバイル株式会社とソフトバンク株式会社の共同発表によると、
「両社はLINEモバイルの成長を目的とする戦略的提携について基本合意」
をしたそうです。
詳細は今後の協議により決定されますが、出資比率はLINEが49%、ソフトバンク株式会社が51%となります。
ただ、LINEモバイルの社長は現在のまま変わらないし、今契約しているLINEモバイルの利用者に対する影響はありません。
しかし、今後、その影響は徐々に出てくるはずです。
今、LINEモバイルはドコモ回線しか使えませんが、今後は、ソフトバンク回線の利用ができるようになると思われます。
そのため、ソフトバンクの利用者がLINEモバイルにMNPすることは増えそうですね。
それに、この提携がさらなる他の格安sim会社の提携を加速させるかもしれません。
LINEは、どうなろうとしているか?
LINEは、今、大きく変わりつつあるように思います。
最初は単なるコミュニケーションアプリを提供するだけの会社でした。
しかし、
・LINE Pay
・LINEバイト
・LINEショッピング
・LINEデリマ
・LINE MUSIC
・LINE 仮想通貨
・etc
このようにLINEをベースにいろいろなサービスを展開してきています。
そして、他の企業との提携も増えています。
今後は、スマホを軸としたビジネスだけでなく、さらにスマホ以外の機器などを経由したビジネスも考慮しているようです。
今のLINEを見ているとITをベースとする大企業になろうとしているように思えます。
LINEの強みはどこにあるのか?
LINEが変貌と遂げつつある背景にある強み。
それは、何と言っても利用者数が世界で2億人以上。国内では、7000万人以上という数の多さです。
これらの潜在的なユーザーは、潜在的な顧客でもあります。
そのため、LINEは今が大きなチャンスと見ていて、積極的なビジネス展開をしているのでしょう。
今後、LINEが、楽天やアマゾンのような会社を目指していくのか、それともまた別の新たな会社を目指していくのかわかりませんが、大きなIT会社と競争していくのは間違いないでしょう。
そのひとつの象徴が、AIスピーカーです。
アマゾン、グーグルなどの大企業が開発、販売しています。
それに、LINEも参入しています(Clova:クローバ)。
・ミュージック
・LINE送受信
・天気
・ニュース
・ラジオ
・百科事典
・カレンダー
・etc
まだ、ほとんどの人はAIスピーカーは使ってないと思いますが、徐々に使う人は増えてきてます。
今後、普及が進むかはどれだけ生活に必要かどうか、生活に豊かさをもたらすかどうか、で決まってくるように思います。
まとめ
LINEモバイルがソフトモバイルの傘下になるとは、まったく予想すらしませんでした。
自社だけでこれからLINEモバイルを拡大していくのをあきらめたように思えてしまいます。
そのために、他に先駆けて大手キャリアとの提携を進めたのではないでしょうか。
この提携が、吉となるか凶となるかは何年後かにわかるはずです。
それにしてもLINEは一時のライブドアのような感じがしてしまうのは私だけでしょうか。
LINEはまさにイケイケドンドンですが、やり過ぎると転けるかもしれませんw。
今や一部上場企業となったLINE。
10年後にどのようになっているか楽しみです(*^o^*)。