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格安simは通信料金が大手キャリアより圧倒的に安いのが最大の魅力です。
しかし、一方で通信速度が遅いのが不満と考えるユーザーもいます。
まあ、どうしても格安simの通信速度では物足りないなら、大手キャリアやサブブランド(Y!mobileやUQモバイル)を使うしかないのですけど^^。
格安simの通信速度はどうしたら速くできるのか?
格安simが通信速度を速くするためには、通信設備(インターネット回線用)と通信帯域(大手キャリアから借りているモバイルの通信帯域)を増やすことが必用です。
どちらもお金がかかることですが、大手キャリアから借りている通信帯域の接続料金の負担がもっと安くならないと、通信料金を安いままで通信速度を速くすることができません。
もし、通信速度を大手キャリア並みに速くしようとすると、格安simの通信料金が2~3倍になってしまうでしょう。
これだと、格安simを利用する人はかなり減ってしまうことになります。
ですので、これから格安simの通信速度を上げながら通信料金の安さも維持しようとしたら、大手キャリアの接続料金の値下げが必須です。
実際に2009年からの接続料金の推移を見ると、かなり下がってきてます。
しかし、2013年からその下げ幅は少なくなっています。
そのため、現在よりも通信帯域を増やそうとすると、月々の接続料金が増えてしまうので格安sim会社の経営は成り立たなくなります。
結局、接続料金を大幅に下げるには、総務省が大手キャリアに対して接続料の値下げを強く指示しないとダメかもしれません。
格安sim会社が多過ぎる、もっと少なくしたほうがいい!?
現在、格安sim会社の数は700社ほど。
これって多過ぎですねw。
すべての会社が経営的に成り立っているとは思えません。
大手キャリアと対抗したいなら、数を減らしてその代わりもっと大きな会社にしないとダメでしょうね。
当然、格安sim会社もこれはわかっているはずです。
ただし、格安sim会社はお金がそれほどないんです。だから簡単に会社を大きくできません。
そこで大事なのは格安sim会社へお金を回すことです。
今、日本は空前の金余り状態です。その金を格安sim会社に回すことで設備の増強やサポート体制を充実させることができます。
結局、強い格安sim会社が複数ないと大手キャリアには対抗できません。
大手キャリアが驚異に感じるほど強い格安sim会社が出てくることで、大手キャリアの通信料金の値下げも進んでいくはずです。
適正な通信料金はどれぐらいか?
多くの人が大手キャリアの通信料金は高いと言います。
では、どれぐらいが適正なのでしょう?
これは一概には言えませんが、個人的にはネットと通話で月に3000円ぐらいで済めばリーズナブルかと思います。
ただし、月に10GBを越えるようなたくさんデータを使う人に対しては、もっと高い通信料金にしてもいいでしょう。
今の格安simの料金体系だと、3GBの利用で1600円/月ほどです(データのみ)。
もし、「電話かけ放題+データ利用量5GB」で、3000円のプランがあれば、多くの人が恩恵を受けるように思います。
たぶん、一般的な使い方ならこれで十分です。
まとめ
格安simの通信速度は、今後どうなるかわかりませんが、今よりも遅くなることはありません。
良心的な会社なら、設備の増強を続けるからです。
また、常に通信速度が遅い格安simは人気がなくなり経営悪化に追い込まれるでしょう。
個人的には、契約数が増えていて収益が好調な格安sim会社がさらに設備増強を続けていくために、通信速度は改善されていくと思います。
特にネックとなっている昼間の時間帯、通勤通学の時間帯の通信速度が、改善されるかどうかが今後、格安simが伸びていくかどうかの鍵となるでしょう。
もし、どの時間帯においてもYouTubeなどの動画再生や大きな画像データのダウンロードがスムーズにできるようになれば、格安simはさらに契約者数を増やすことができるはずです。
また、特にスマホ初心者など詳しくない人のために、サポート強化も必用です。
店舗を増やすのは難しいと思うので、コンビニなどに格安simの相談窓口を用意するなどするといいかもしれません。
そうすれば、大手キャリア並みとはいかなくても、ユーザーにとっては安心感が得られますから(*^o^*)。